みかんのことがよく分かる!みかん辞典

デコポン

概要(分類・生い立ち・産地など)

柑橘の一種で、正式名称は「不知火(シラヌイ)」。「デコみかん」「ヒメポン」「キヨポン」など産地によりさまざまな名前で呼ばれている。

清見と中野3号ポンカンを交配。
厳密な系統は異なるが(清見×ポンカン)と同じパターンの交配種として、はるみせとみがある。

1972年、果樹試験場口之津支場(現・果樹研究所カンキツ研究口之津拠点)において誕生した。試験場内では、見た目が悪く果皮が弱いとの評価から品種登録されなかった。
甘夏の代替品種を探していた熊本県宇土郡不知火町(現・宇城市不知火町)に伝わり試験的に栽培していたところ、市場関係者の評価が高かったことから1978年以降に本格的に栽培が広がった。
その後、甘夏・はっさくに代る品種として全国的に広がっていった。

産地
熊本県(32%)
愛媛県(22%)
和歌山県(11%)
栽培面積 3140ha
出荷量 38710t
(農林水産省 平成24年産特産果樹生産動態等調査)

解説

デコポンは熊本県果実農業協同組合連合会(熊本果実連)の登録商標で、「不知火」の中でも一定の基準(糖度13度以上、クエン酸1%以下など)を満たすものだけが「デコポン」として出荷される。全国統一糖酸品質基準を持つ日本で唯一の果物。
他の産地では、知名度の高い「デコポン」の名称を使用できないことから、各地さまざまな名前をつけて販売している。

ネーブルや八朔といった晩柑類に変わる品種として、平成4年頃から栽培面積が急速に増えている。理由は他の柑橘類と区別しやすい外観と、食べやすさ、そして味の良さが考えられる。

特徴的な外観の凸の部分はあるものもないものも多い。味にかわりはない。樹勢が強いものは凸ができるが、次第に樹齢が増えていくと凸のついた果実はできなくなる。

平成3年3月1日に熊本県から初めてデコポンが出荷されたので、3月1日を「デコポンの日」としている。

特徴

大きさ・形 凸があるゴツゴツした外観が特徴的。凸がないものもある
重さ 200~250g
表面の色 橙色
平均糖度 13度以上
 糖度が高く、酸味とのバランスがよい。果汁も多い
収穫時期 2~4月。1か月ほど貯蔵してから出荷し、5月頃まで出荷が続く
食べ方 皮は厚めだが手で簡単にむける。中の袋(じょうのう)も薄くそのまま生食できる。

関連項目

清見
ポンカン
はるみ
せとみ
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