みかんのことがよく分かる!みかん辞典

すだち

熟した有刺有核すだち


概要(分類・生い立ち・産地など)

柑橘類の一種で柚子の仲間。
スタチバナとも呼ばれる。名前の由来は、「すっぱいタチバナ」や「酢(ス)タチバナ」から名付けられた。

徳島県阿南市に、樹齢350年の古木があり、原種といわれている。また柚子の偶発実生ともいわれている。万葉のころからある記録があり、本格的に栽培されるようになったのは昭和31年頃と比較的最近である。

産地
徳島県(97%)
佐賀県(1%)
高知県(1%)
栽培面積 455ha
出荷量 4790t
(農林水産省 平成24年産特産果樹生産動態等調査)

解説

すだちの約97%を徳島県で生産されていて、徳島県の特産品。徳島県でも神山町が最も多く生産している。雨が多く昼夜の気温差が大きいため、すだち栽培の適地である。

果皮が青い状態のほうがクエン酸を多く含み、果皮の香りが高いため、熟す前に出荷される。クエン酸は新陳代謝をよくし、疲労回復を助ける。またビタミンCを多く含み、レモンよりも多い。さらにレモンよりも多く含むのが、カルシウムとカリウムなどである。

樹のトゲの有無、種子の有無により、以下のように分けられる。
無刺無核系
無刺有核系(品質が優れ徳島県の奨励種)
有刺無核系
有刺有核系

徳島県の特産品として「すだちくん」というゆるキャラがある。

特徴

大きさ・形 直径3~5㎝。果皮が比較的厚く、凹凸がある。球形
重さ 30~40g
表面の色 果皮は緑色の状態で収穫されることが多いが、熟すと黄色になる
平均糖度 7度前後
 爽やかな香りで酸味が強い。果皮の香りも非常に良い。果汁は多め
収穫時期 露地栽培は8月~10月。ハウス栽培や冷蔵貯蔵のものも合わせると出荷は通年行われている
食べ方 果汁をかけて料理の香りづけやアクセントにする。切った果実を料理に添えて、食べる直前にかけることも多い。果皮もすりおろして香りづけに利用される。

関連項目

柚子
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