みかんのことがよく分かる!みかん辞典

三宝柑

読み方 サンボウカン・サンポウカン

概要(分類・生い立ち・産地など)

柑橘類の一種。
90%以上が和歌山県で生産され、その中でも有田郡湯浅町栖原地区で多く栽培され同地区の特産品である。

産地
和歌山県(97%)
三重県(3%)
栽培面積 22ha
出荷量 358t
(農林水産省 平成24年産特産果樹生産動態等調査)

解説

起源は定かではないが、江戸時代文政年間(1818年 - 1829年)に和歌山藩士野中氏の邸内にあった木が原木とされ、柚子や橙の子孫と思われる。藩主徳川治宝公に三方にのせて献上されたことから、「三宝柑」と名付けられ、藩外移出禁止となり一般人の植栽が禁止された。

明治時代になり、吉備町(現有田川町)の大江城平氏、湯浅町の千川安松氏らにより和歌山県有田郡湯浅町栖原地区を中心に栽培が広がっていった。最盛期の昭和40年代には栖原地区で年間2,000トンが生産されていたが、2010年では年間150トン程度に減少している。

形が特徴的で、デコポンと同じようにへそが出ているだるま形。皮は苦味は少なく、色鮮やかで香りが良いため、料理の器としても用いられることが多い。

特徴

大きさ・形 へその部分が膨らんでいる、だるま形
重さ 250~300g
表面の色 黄色
平均糖度 10~11度
 果汁が多く、さっぱりとした甘みがある。ただし、果肉のつぶ(砂じょう)が白っぽくパサパサになっているものは味がない
収穫時期 3月~4月
食べ方 皮は厚いが手で簡単にむくことができる。中のふくろ(じょうのう)が固いのでむいて、果肉のみを食べる

関連項目

柚子


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