みかんのことがよく分かる!みかん辞典

温州みかん

温州みかん

読み方 ウンシュウミカン

概要(分類・生い立ち・産地など)

一般的に「みかん」と呼ばれているもの。

原産地は鹿児島県の長嶋といわれている。そのため欧米では「Satsuma Mandarin」などと呼ばれている。「温州」は中国浙江省の温州がみかんの産地だったのでそれにあやかり名前が付けられただけで原産ではない。江戸時代初期の頃、中国の浙江省から日本に伝来した柑橘が鹿児島県で突然変異を起こして生じたといわれる。栽培が盛んになったのは明治以降に栽。それまで江戸時代などにみかんと呼ばれていたのは現在の紀州みかんであり、温州みかんとは別の品種である。

品種
さまざまな品種が開発されているが、収穫時期により4種類に分類される。
極早生温州(極早生みかん)・・・9月から10月にかけて収穫される
早生温州(早生みかん)・・・10月から12月にかけて収穫される
中生温州(中生みかん)・・・11月から12月にかけて収穫される
普通温州(晩生温州、晩生みかん)・・・1月以降に収穫される

産地
栽培面積 43,700ha
出荷量 804,400t

和歌山県 19%
愛媛県 15%
静岡県 14%
熊本県 10%
平成25年度 農林水産省

ブランド
和歌山県
有田みかん下津みかん紀南みかん
愛媛県
愛媛みかん日の丸みかん
静岡県
三ケ日みかん

解説

みかんは日本でバナナについで多く消費される果物である。以前はバナナより消費量が多かったが、昭和50年頃をピークに減少傾向にある。それでも皮が簡単にむけて種のないみかんは食べやすく、みかんが好きな日本人は多いといえる。

身近な果物であるがゆえ、みかんの剥き方がいくつか話題に。
いもむしのようにみえる「イモムシむき」
早く白いすじもとれやすい「和歌山むき」
むいた皮が動物のようにみえるいろいろなむきかたをまとめた本「あたらしいみかんのむきかた」もある

消費増加を促すために、「こたつでみかん」のこたつが減った今、「デスクdeみかん」や「オフィスみかん」といった活動がされている。
というのも、みかんにはビタミンCが含まれていることが知られているが、ほかにも体によい様々な栄養素が含まれている。骨粗しょう症や整腸作用・美肌作用などの効果が期待できるが、なんといっても体の免疫を高めたり風邪予防など、冬の健康維持に効果的である。

ビタミンC
  美肌、シミ予防
ビタミンA
  成長促進、免疫力向上、美肌、花粉症改善
ヘスペリジン(ビタミンP)
  毛細血管強化、血中コレステロール値改善、抗アレルギー作用、発ガン抑制
β-クリプトキサンチン
  発ガン抑制
ペクチン(食物繊維)
  腸内浄化、便秘改善、直腸ガン予防
シネフィリン
  風邪予防

食べるときにみかんについている白いスジ(維管束)に多く栄養があるため、とらずに食べたほうがよいとされている。
また外皮の内側の白い部分(アルベド)も栄養が豊富で、みかんの皮をお風呂にいれたり、乾燥させて利用することも知られている。
みかんの皮に含まれるリモネンやペクチンは、油の汚れを落としたり、油性ペンの落書きをけすなど、掃除にも使うことができる。
電子レンジでみかんの皮を加熱すれば、汚れが浮き出す場合もあるので、ふき取ればきれいになる。

特徴

大きさ・形 やや丸型の扁平
重さ 100~150g
表面の色
極早生・早生は緑から黄色
普通温州は黄赤色
「蜜柑色」という和色の名前もあり、まさに温州みかんの外皮のような色を表す
平均糖度 品種により異なるが11~12度
 味は酸味が少なく比較的淡白で食べやすい
小さ目で皮が薄く、へたが細いもののほうが美味しいといわれる
収穫時期 露地栽培では9月~1月頃に、ハウス栽培では7月~8月頃
食べ方 簡単に皮を剥くことができ、袋もやわらかく、袋ごと食べることができる

関連項目

おいしいみかんの見分け方
和歌山むき

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