みかんのことがよく分かる!みかん辞典

ジャバラ


概要(分類・生い立ち・産地など)

柑橘類の一種。漢字では「邪払」と書く。「邪気を払う」から名付けられた。
由来は正確にはわかっていないが、柚子、クネンボ、コミカンなどの交雑種と言われている。

北山川両岸の和歌山県東牟婁郡北山村竹原および三重県熊野市神川町花知が原産であり、江戸時代から同地で食酢として利用されていた。北山村の特産品にしようと1975年より栽植が行われ、1979年11月に品種登録された。1991年に種苗法の有効期限が切れ、北山村以外でも栽培されるようになったが、「じゃばら」「邪払」「JABARA」の名称は北山村が権利者として商標登録されている。

産地
和歌山県(80%)
三重県(11%)
愛媛(7%)
栽培面積 19ha
出荷量 110t
(農林水産省 平成24年産特産果樹生産動態等調査)

解説

主に和歌山県北山村で生産されている。ジャバラの栽培の適地は温暖で多雨かつ冬季の気温が低いところで、山間地である北山村の環境と一致する。一方こういった土地は温州みかんなどの栽培には向かない。

また北山村は人口が本州一少ない村で、同地の原産であるジャバラを特産品にしようとしていた。注目が集まったのは、花粉症対策によいと紹介されたから。というのも他の柑橘に比べて、ジャバラは「ナルリチン」というフラボノイド成分の一種が多く含まれる。この成分は抗アレルギー作用が期待されるためである。
これをきっかけに、北山村ではジャバラの生産とともに加工品販売にも力を入れ、平成13年にインターネット販売を始めた。その後順調に売り上げが伸び、ここ10年ではジャバラは村を支える一大産業となった。「北山村じゃばら村センター」が生産から加工・販売までを行っている。道の駅「おくとろ」内にある。

特徴

大きさ・形 柚子より一回り大きく、ほぼ球形
重さ 120~170g
表面の色 緑色から黄色
平均糖度 12.5度
 香酸柑橘で、独特の香り・強い酸味と多少糖度がありまろやかで、苦味があるのも特徴的
収穫時期 11月。出荷は4月頃まで
食べ方 ポン酢にしたり料理に使われる。ジュースやお菓子など、加工して食べられる。

関連項目

柚子
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