みかんのことがよく分かる!みかん辞典

はっさく

概要(分類・生い立ち・産地など)

柑橘類の一種。文旦を親に持つ交雑種。
漢字では八朔。収穫時期が4月~5月のものは、「木成りはっさく」や「完熟はっさく」「さつきはっさく」など呼ばれる。

江戸時代後期の1860年頃、広島県尾道市因島田熊町(旧因島市)の恵日山浄土寺の境内に発現した。
当時の住職の小江恵徳が「八朔(8月1日)には食べられる」と言ったことから名付けられたと言われている。

産地
和歌山県(70%)
広島県(16%)
愛媛県(4%)
栽培面積 1748ha
出荷量 27957t
(農林水産省 平成24年産特産果樹生産動態等調査)

品種
普通ハッサク
ハッサクNo.55
農間紅ハッサク
早生ハッサク

解説

漢字の八朔は「八月朔日(さくじつ)」の略。「旧暦の8月1日(新暦の8月30日)には食べられる」ことを意味する。実際には8月30日に食べるのは無理があるが、早くから酸が抜けることから名づけられた。
木成りで酸が抜けたころ4~5月頃収穫する場合、「木成りはっさく」や「完熟はっさく」「さつきはっさく」など呼ばれることもある。

栽培の容易であることなどから、和歌山県を中心に栽培が広がり、温州みかん、伊予柑に次ぐ、国内第3位の生産量の柑橘となったが、近年は他の品種への改植が進み生産量が減少している。
原産の広島県では生のはっさくがはいった「はっさく大福」が有名。

はっさくの特徴の苦味は「ナリンギン」という成分で、高血圧を抑える効果がある。ビタミンCやシネフィリンは風邪予防の効果があり、クエン酸が疲労回復を助ける。
ただし高血圧の薬などと一緒に飲むと効果が強くなりすぎる場合があるので、注意が必要。

特徴

重さ 400g
表面の色 やや黄色味がかった橙色
平均糖度 11度前後
 適度な甘さとほどよい苦味で独特の風味がある。砂じょうに弾力があり、食べごたえがある
収穫時期 12月~2月。その後1~2ヶ月ほど寝かせて酸を抜き出荷。また木成りで完熟させる場合は、3月~3月に収穫
食べ方 皮が固いのでナイフなどで切る。じょうのうも固いのでむき、中の実の部分だけを食べる。生食のほかに、果肉をサラダに入れたり、果汁をドレッシングに使うなど利用される

関連項目

文旦

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