みかんのことがよく分かる!みかん辞典

カイヨウ病

解説

カイヨウ病は果樹の葉・緑枝・果実に発生する細菌性の病気。柑橘類に発生するものは、カンキツカイヨウ病と呼ばれる。柑橘の栽培では世界中で発生し、発症すると果実の商品価値が下がるなど被害が出る場合があるので、最も注意が必要な病気の一つといえる。

病原細菌はキサントモナス・キャンペストリス・シトリ
Xanthomonas campestris pv. Citri

柑橘の中でもカイヨウ病のかかりやすさに差がある。もっともカイヨウ病に弱いのはレモン・ネーブル類。その次に弱いのは甘夏類・セミノール・不知火(デコポン)・はるみ・せとかである。比較的カイヨウ病に強いのは、温州みかん・柚子・伊予柑で、あまり大きな被害にはならない。

発病すると、葉に白色のかさぶた状のものができ、次第に拡大し褐色になり中央部がコルク状となる。さらにその周囲に広く黄色のかさ(ハロー)を伴った褐色病斑ができる。緑枝・果実では水浸状(水につかったような状態)の濃い緑色の病斑が見られその後次第にコルク状となり盛り上がったかさぶたのようになる。枝の発病は翌年の発生源となる。

感染の原因は、気温28度前後で台風などの強い雨風により傷や気孔から病原菌が侵入すると感染しやすい。一般的に夏秋の台風や害虫によりキズなどで発病することが多い。

対策は、防風垣・防風ネットを設置して防風を行う。発病した枝・葉は剪定・除去。春や強風・台風の前の感染防止の薬剤散布。害虫(ミカンハモグリガ)などの駆除など。
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